オードリー・ヘプバーンは「ローマの休日」で主演女優として大抜擢、初の主演作で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、世界で最も賞賛を浴びる偉大なミューズとなった。一世代に一人と言われた圧倒的な美貌、そしてハリウッド黄金期の伝説的スターと称されたオードリー。そして、彼女の独自の流儀やライフスタイルは今も人々にインスピレーションを与え続けている。そんなオードリー・ヘプバーンは、本当はどういった人物だったのだろうか?
幼少期に経験した父親による裏切り、そして第二次世界大戦という過酷な環境で育ったオードリーは過去のトラウマと一生涯向き合うことになり、私生活にも影を落とす事になった。輝かしい映画女優として活躍する一方、幾度の離婚を繰り返して愛に破れていくが、子供たちへの深い愛情を注いでいく。そして後年、ユニセフ国際親善大使として彼女は世界中の子供達のために、自身の名声を捧げ、この活動に生涯を捧げた。恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がったオードリー。この信念こそが、私たちの中に永遠に彼女が生き続けている証であり、貴重なアーカイブ映像や近親者たちのプライベートに迫るインタビューとともに、極めて特別なひとりの女性の人生が鮮やかにスクリーンによみがえる。 ©2020 Salon Audrey Limited