◆前回の『電子版』を発行してから、わずか10日間で壁新聞を3回更新しています。「ロッコク・キッチン」や『港町キネマ通り』の取材などを通して『記憶の連鎖』が広がったせいですね。
今回取りあげる6年近く前の21号は、サントラがらみでしたためたもの。これを選んだ理由は、友人たちが放送しているラジオ番組の特集からインスパイアされたからですが、もう一つ、この20号台が何故か取りあげる機会が少なく、未収録が半分もあったためです。
◆『まちポレ壁新聞』最新181号『Time goes by』(2/12発行)は、5階ロビーに掲示中です。
※161号以降のバックナンバーのファイルもあります。
まちポレ壁新聞 №21 2020年5月27日
記憶の連鎖
タイトル未定の新しいコラム (その21)
本紙は読者を想定して書いてるわけではなく、自分が文字に起こしたいことがあったときに、その時点での思いをそのまま書いているだけです。唯一注意しているのは、A4版2枚に収めるということのみ。
だから、書きながら自分でも意外な展開になってしまうこともまま(多々?)あり…。
だいたい映画は《記憶の連鎖》だし、もともと作品の中身より《その回り》について書くことが好きなので。
今回も映画音楽がらみです。
映画が気に入ったからサントラを買うというのがフツーでしょうが、邦洋一本ずつですが、未見のままサントラを買った作品があります。換言すれば、アルバムとして求めたというわけですね。
まず、「フラッシュダンス」。映画もサントラも記録的な大ヒットとなりましたが、作品自体にはキョーミがなく、街を歩けばどこからか必ず流れてきたので見たような気になり(あるでしょ、例えば予告編にしても)、もういいや状態でそのままに。
系譜的には、「サタデー・ナイト・フィーバー」→「フェーム」→本作という3年サイクルの流れでしょうかね。見ていないので、あとは書きようがない(笑)。
邦画では「微熱少年」。
1987年製作で、《あの》松本隆氏の自伝的要素の濃い作品(らしい)。
自身が初めて監督し、もちろん音楽も担当。
なのに、話題になったような記憶があまりない。映画は出来が芳しくなかったのかもしれませんが、アルバムはどうして?
細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂といった元はっぴいえんどの面々はもちろんのこと、レベッカ、杉真理、南佳孝、松田聖子などそうそうたるメンバーですよ! 在宅中(注/コロナで休館)、リピートで流しまくりでした(ちなみに「フラッシュダンス」は一度もかけませんでした)。
映画自体にも、監督と交友のある吉田拓郎、財津和夫、森山良子らが出演しているのをはじめ、米米CLUB、爆風スランプなどもエキストラで参加しているようなので、少なくとも《資料的価値》はありそうですね。
いつもの長いあとがき
こうして改めてみると、同じ未見作品なのに、興味の濃淡が文面の長さに比例している(笑)。
「微熱少年」は二本立てだったのですが、同時上映が思い出せず、本紙にちょくちょく登場している《友人》(やはり「微熱少年」は愛聴盤とのこと)に聞いてみたら、即答で返ってきました。
「あいつに恋して」という風見しんご主演作とのこと。特筆すべきは、森高千里の女優&歌手デビュー作品ということだけかな。
更に付帯情報として、「リーサル・ウェポン」「ポリスアカデミー4」の午後番組と《流し込み》だったというオマケまで教えてくれました(笑)。
この《流し込み》という言葉は《ギョーカイ用語》で、いうなれば入れ替え制の対語。「別番組ですが、入替はないのでよかったら続けてどうぞ!」というサービスです。ただ、あまりにも毛色が違いますからね。4本立てを一気に見ようなどという奇特なお客様は稀だから…。単純に1時間50分の作品を10分ずつの休憩でやったとしてもおよそ8時間! 朝10時に入ったのに、終わったら夕方6時。帰ったら晩御飯の時間。お風呂入ったら、せっかく買ったパンフレットさえ読む時間もない(笑)。
それと、入れ替えにすると休憩時間もそれなりに取らないとならないという事情もあるし。
ところで№14に、サントラ未収録の「2」について書きましたが、実家でもう一枚それを発見(つまり忘れていた)しました。
オンシアター自由劇場の「上海バンスキングⅡ」。舞台版の方ですね。
予想外に状態がよく、あまり聴きこんでなかったのかな? 若かったから、ただ単に欲しい知りたいという欲求だけで買ったのかも。それが逆に、この年になったら染みましたねぇ。こちらも何度もリピートしました。
私が見たのは、4度目の公演となった銀座博品館劇場。パンフレットの間からポロっと落ちたのは、「立見席」とスタンプのある半券。大人気劇団とはいえ、今よりはチケットが入手しやすかったですね。他に、公演チラシはもとより、松竹版の新聞記事のスクラップ、そして、吉田日出子&自由劇場オリジナルバンドとの横浜⇔上海の豪華客船の旅案内チラシも挟んでありました! まさに「♪ウエルカム上海」。
この自由劇場、メンバーがスゴ過ぎ!
看板女優の吉田日出子さん(病気療養中とのことで、胸が痛みます)はもとより、笹野高史さん、小日向文世さん、斉藤暁さん(郡山出身!)、余貴美子さんなどなど。こういった俳優さんたちの生の舞台を見れて、しかも鑑賞後は、出口で舞台そのまま楽器を演奏してのお見送り。いやぁ後ろ髪をひかれる思いで、劇場を後にした懐かしい思い出です。 (沼田)











